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2023年2月13日の投稿(時系列順)1件]

『ロシアのユーモア』(川崎浹)
ロシア独特の機知と笑いに満ちた小話、アネクドート。帝政以降のロシアの歴史をその時代のアネクドートと共に振り返っている。ソ連時代のが一番面白いしおしゃれな気がした。いくつか面白いの引用。

”コルホーズの集会で議長が最初に発言した。
「今日の議題はふたつあります。第一は納屋の修繕で、第二は共産主義の建設についてです。しかし、板がないので、早速、第二の問題に移りましょう」”

”「共産主義者とはだれをさすのか」
「共産主義者とは、マルクスとレーニンの本をすべて読んだ者のことである」
「では、反共産主義者とはだれをさすのか」
「反共産主義者とは、マルクスとレーニンのすべてを理解した者のことである」”

”ブレジネフがコスイギンにいった。
「国境を開放するように世論が要求しているが、もし自由に出国を許すと、わが祖国には我々二人しか残らないのじゃないかね?」
するとコスイギンがいった。
「二人しか残らないというが、それは君と、ほかにだれなんだい?」”

↑これらは私でも面白いと思えるぐらいだからわかりやすい方なんだろうなあ...教養が足りないからのか人生経験が足りないからなのかわからないけど、面白さがいまいちわからないものも結構あった。
あとロシアでは気温が下がることを「上がる」と言うらしい。ポジティブすぎでは?Close

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