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2023年1月22日の投稿(時系列順)1件]

『オックスフォード哲学者奇行』(児玉聡)
年始は忙しくて全然本が読めなかった...去年も2022年1冊目を読み終わったのは1月22日だった。ここから巻き返して年60冊💪今年は質をある程度保ちつつの量重視でいきたい。
哲学者の思想よりも哲学者その人に主眼をおいて書かれている。知らない人も結構いたがエピソードがいちいち面白かった。まあ真理探究で生計を立てるなんて常人(良い意味でも悪い意味でも)には無理ですから!!!哲学者の人間味溢れるストーリーってなんかいい。思想を学ぶ前に読むのと、多少なりとも学んでから読むのだったら後者のほうが絶対面白いはずなので、勉強してからまた読みたい。
オックスフォードの哲学教育の話も興味深い。チュートリアル制度という伝統的な制度で、大教室で講義とかではなく、学生が指定された本を読んで書いてきたエッセイをもとにチューターと1対1、1対2などの少人数で議論(あるいは一方的に指摘)しあうそう。そりゃ鍛えられますね、学力以外も。
また、ケンブリッジと違ってオックスフォードでは哲学単体を専攻することはできず、必ず「哲学・〇〇学コース」に属して勉強するらしい。中でもPPE(哲学・政治学・経済学コース)は首相経験者を多数輩出しているとのこと。政治家が哲学がっつり勉強してる国良いな...Close

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