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2022年12月11日の投稿(時系列順)1件]

『四畳半神話大系』(森見登美彦)
四畳半シリーズってどれが一作目なのかわからず適当に取って読んでは「??」を繰り返してきたんですけどやっと最初の作品が読めました。一回生の時にどのサークル(あるいは組織)に入ろうが結局は憎むべき(?)友人小津と出会い2年間を棒に振るものの、最終的にはなぜか明石さんと上手くいく。セワシくんの東京-大阪理論(「たとえば、きみが大阪へ行くとする。いろんな乗りものや道すじがある。だけど、どれをえらんでも、方角さえ正しければ大阪に着けるんだ。」)を思い出します。自分も人生の岐路的なところでもしあっちを選んでたらどうなっていたんだろうと思うことはよくありますがきっと結果は一緒だったような気がします。結局ゴールは死なわけですし
樋口師匠の「我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根元だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはない。君がいわゆる薔薇色の学生生活を満喫できるわけがない。私が保証するからどっしり構えておれ」が名言すぎる。
あと表紙の絵って四畳半の間取り図だなあと今気づきました。Close

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